鳩が嫌いな匂い、ハーブで対策

ハトの被害を受けてハトを駆除しようとしても、鳥獣保護法という法律により、鳥類を傷つけることは禁止されています。

そこで、ハトをさまざまな方法を使って撃退するのですが、そのひとつにハーブを使った方法がありますので、詳しく紹介していきます。

ハトはハーブの匂いが嫌い?

ハトは、嫌がる匂いがいくつかありますので、それをハト対策に用いることもできるでしょう。

ハトが嫌がる香りをまき散らすことで、その周辺にハトが近づかなくなるのです。

ハーブの匂いも苦手

ハトが苦手とする匂いのひとつにハーブがあります。ハーブといってもいろいろな種類がありますが、特にローズマリーの匂いを嫌いますので、それをハトよけに活用してみましょう。

ハトがやってくる、住みついてしまっているベランダなどにローズマリーのハチを置いてみる、ローズマリーを煮出したエキスをハトがとまるベランダの手すりなどに吹き付けておくのです。

人間への影響も少ない

自宅でペットを飼っている、小さいお子さんや赤ちゃんがいる家庭では、市販のハトよけ対策を使うのは何かと不安な点も多いでしょう。

たとえば、テグスや剣山のようなものを置いてしまった場合、誤って子供やペットがそれに触れてケガをしたら大変です。

また、忌避剤なども販売されているのですが、誤って口にしてしまったらと考えると、それらの対策を取り入れるのは不安です。

その点、ハーブは植物ですので万が一、ペットや子供が口にしてしまっても、大量に摂取しない限りは、その影響は少ないと考えられます。

さらには、ハーブは料理やアロマ芳香剤を作るなど、さまざまな使い方ができますので、ハトよけ以外にも活躍してくれるでしょう。

おすすめのハーブと植える場所

ハトよけに使用するなら、ローズマリーがおすすめです。ローズマリーを置く場所やポイントについて、紹介していきます。

ベランダなどに置く

ローズマリーの苗を買ってきて、ベランダに置いておくことで、ハトよけ効果が期待できるようになるでしょう。

ハトが、ローズマリーの鉢植えがあることで、ベランダに寄りつかなくなります。ローズマリーを置く時も、ベランダの広さにもよりますが、鉢植え1つよりも2つ以上あったほうが、広い範囲でハトよけができるようになりますので、2つ以上購入するのがおすすめです。

スプレーでハトよけ

ハトはベランダなどに侵入する前に手すりにとまって、中の様子をうかがってからベランダの中に入ってきます。

そこで、ベランダだけでなく、手すりにもローズマリーの香りをつけておくと、さらにハトよけ効果が高くなります。

ベランダの手すりに止まってそこで糞や尿をすることもありますので、できることなら手すりにもとまってほしくないでしょう。

ローズマリーの葉っぱを摘み取って、お湯で煮だすことで、ローズマリーエキスが簡単に作れますので、それを霧吹きに入れて手すりにスプレーしておきましょう。

まとめ

ローズマリーは比較的簡単にしかも、お手頃にできるハトよけ対策です。

手頃にできる

ハトよけ対策にもいろいろな方法がありますが、中には専用グッズを購入したり、費用が高くなったりする方法があります。

また、設置にもコツが必要だったり、素人ができない方法もあったりしますので、手軽に取り入れられない方法もあるのです。

その点、ローズマリーの苗は1本あたり200円前後と、比較的安く手に入ります。しかも、ハーブ全般は、病気や害虫にも強く育てやすいので、素人でも無理なくローズマリーを育てることができるでしょう。

バラ系の香りが苦手

ハトは、香りも強く自分の身体に傷をつけるバラを嫌いますので、バラもまた、ハトよけの有効策になるでしょう。

ローズマリー以外にもバラをベランダで栽培してもいいですし、バラの香りがするローズゼラニウムという植物も、ハトよけ効果が高いと言われています。

ハーブを含む植物は目の保養にもなりますので、おすすめのハト対策のひとつです。